映画・動画|ホテルニュージャパンで起きた悲しい火災事故と知っておきたい避難の知識

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1982/02/08 午前3時17分頃火災発生

以前老舗と呼ばれたホテルニュージャパンは、火災とともに焼け落ちたのでした。多くの犠牲者を出したこのホテルニュージャパンでの惨状は、いったいどのようにして起きてしまったのか記事にしていきたいと思います。

もくじ

  1. 火災発生と初動の対応
  2. 火通報と火災の気づき
  3. ホテルの様々な問題点
  4. 懸命に命を救おうと頑張る人々
  5. 火災に対して知っておきたい知識
  6. 今回の記事のまとめ

火災発生と初動の対応

この火災が起きる四時間半前、従業員たちはベロベロに酔っ払ったイギリス人男性を目撃していました。この火災は、938号室に宿泊していたそのイギリス人男性の寝タバコが原因だったことが明らかにされています。

仮眠を取るために9階へ上がってきた従業員が火災に気がつき、同僚と一緒に消火活動へ向かいます。消火器を持っていたフロントマンが消火しようとしますが、一度消えかけた炎は再び燃え上がっていくのでした。

フロントマンは消火活動が危険と判断し、一階のフロントへ戻るのでした。

通報と火災の気づき

通常、ホテル側でも火災の発生については気が付いているため連絡しているであろう事故です。しかし、消防に最初に連絡したのは通行人でした。公衆電話から、火災の連絡を消防にしたそうです。

更に、火災が発生したのが明け方だったこともあり、宿泊客は火災に気がつくのに遅れました。そのため、避難するのが遅くなってしまったのです。それは、報知器が鳴らず従業員も火災について告げなかったのが原因です。

宿泊客が火災に気づくのは、火災発生から50分も経っていました。

ホテルの様々な問題点

実はホテルニュージャパンは、様々な問題を抱えながら経営していました。しかし、それはこのホテルを経営しているトップの考えであり誰も逆らうことができませんでした。このホテルは一体、どのような問題を抱えていたのでしょうか。

問題点1:従業員が火災に対して知識が無かった

このホテルに火災を防ぐための装置や消火器が無かったのかと言われれば、そうではありません。しかし、設置がされていても訓練を受けていない彼らは全く使いこなせなかったそうです。火災報知の鳴らし方すら、知らなかったのです。

訓練を受けていなければ、装置を作動させることはできないでしょう…。

問題点2:設備が不十分だった

今でこそ、スプリンクラーが設置されるのが当たり前になりました。しかし、このホテルでは残念ながら設置が間に合っていませんでした。取り付けられている部屋でも、配管が繋がっていなかったため水が出ることは無かったそうです。

もし一部でも水が出る状態だったなら、助かる命があったかもしれません…。

問題点3:事件当日加湿装置が停止されていた

乾燥の詳しい原因はこちらの資料から!

通常ホテルでは、左側の写真のように外から空気を取り込んでヒーターで温めてから暖かい空気を部屋へ送ります。しかし、ホテルニュージャパンでは、外からの空気を取り込まず各階の空気を循環させていました。

そもそもなぜ冬場に乾燥するのかというと、気温が低くなると含める水分量が減るため乾燥に繋がるそうです。この上の図を見ると、客室の空気を循環させているだけの状態なので乾燥は激しかったように伺えます。

それが、ホテル全体の乾燥に繋がっていました。

問題点3:部屋の構造に問題があった

ブロック塀でそれぞれの部屋を仕切っていたのですが、通常ならモルタルでブロック塀に隙間ができないようにします。しかし、隙間だらけだったため右の写真のように炎がその隙間を通り抜けて別の部屋に燃え移りました。

客室の扉は木製で、その部屋だけで火災を食い止めるのは困難でした…。

更に、防火戸という火を最低限に食い止める自動装置が設置されていました。しかし、床に設置されていた絨毯が扉を閉める妨げとなり、自動で閉まらなかったようです。これも、火災を広げる原因になり得たのでしょう。

問題点4:ホテル全体の作りに問題があった

ホテルニュージャパンの部屋の構造は、上の写真のようになっていました。しかし、この構造だと自分が今どこにいるのかわからなくなるような構造だそうなのです。この作りはまるで、迷路のような作りに見えるのだそうです。

懸命に命を救おうと頑張る人々

こんな状況の中でも、懸命に多くの命を救おうと頑張る人たちがいました。それがホテルの従業員でなかったことは悲しいですが、彼らの命がけの救助のおかげで救われた命もあったことでしょう。

どんな時でも諦めない心は、日本人の魂そのものなのかもしれません。

火災に対して知っておきたい知識

詳しい資料はこちらから!

私も以前は、火災に対して他人事だったところがあるかもしれません。しかし、少し前に使っていたドライヤーから煙が出た時にハッとしました。これは日常を過ごす上で、誰にでも起こり得る出来事なのです。

火災が起きると、必ずパニックになることでしょう。しかし、そんな時こそ冷静になることはとても大切です。今回は学校で習った知識に加えて、火災がおきた時の注意点について記載してみたいと思います。

小学校時代に習った避難訓練の標語

  • お:押さない
  • は:走らない
  • し:喋らない
  • も:戻らない
  • て:低学年優先(小学校のみ適応)

一酸化炭素を吸わないために

動画はこちらから!

火災時に一番怖いことは、臭いもなく忍び寄る一酸化炭素の存在です。住宅火災のおよそ4割は、一酸化中毒が原因で亡くなるそうなのです。タオルで口を塞ぎ、頭を低くすることによって一酸化炭素を吸うことを防げます。

火災時にエレベーターを使うのは危険

火災時にエレベーターを使うのは、とても危険なんだそうです。というのも、説明にあるように扉が開かなくなりその中に閉じ込められる危険性を孕んでいます。知識を持っているかどうかで、生死をも左右するかもしれません。

今回の記事のまとめ

この事故は33名もの命を奪いました。また、経営者は経費を削減するために、宿泊客を守るための設備を十分に整えていませんでした。今ではそんなことは起きないと信じたいですが、いざとなったら自分で自分の身を守る必要があります。

自分の身は自分で守れるだけの知識を持ちましょう!

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